製造業の社内SEを目指す方へお勧めの勉強

製造業の社内SEを目指す方へ、身に着けておくと良いと感じる知識をご紹介します。
偉そうな事を言っていますが、実は僕にその知識が無くて困っています(笑)
これから社内SEを目指す方に、少しでも参考になれば幸いです。

①簿記(2級・3級)
製造業の社内SEを務めるにあたり、工業簿記(特に原価計算)・商業簿記の知識は重要です。これは簿記2級の知識で、簿記2級の内容を理解するには簿記3級の知識が必須です。
財務諸表の作成や原価計算について、システムを使わない会社はまず無いと思います。
そしてその辺りのシステムに触れる際、前述の知識が無いと、「ちんぷんかんぷん」です・・・
未だに苦労しています。比較的難しいレベルの資格ですが、もし余裕があるなら勉強だけでもされる事をお勧めします。

②在庫管理
製造業だけに限りませんが、在庫管理の知識は必須です。
簿記程難しくないので、入社してからでも仕事を通して十分理解出来ますが、基礎知識を備えておいた方がスムーズに仕事に慣れる事が出来ると思います。

③販売管理
こちらも製造業だけに限った話ではない必須の知識です。
受発注の処理、売上・請求書の処理、売掛金の回収等、どこの会社でも必ず行っている業務です。
在庫管理と同じくそれ程難しくはありませんが、基礎レベルの本に登場する内容位で良いので、覚えておくと良いと思います。

④生産管理
生産管理は非常に難しい業務で会社によって運用が異なる事が多いと思います。
ただ、計画を立てて生産の予定を立てるという根本はどこも同じです。
汎用的な業務ではないので、システム化するとなると非常に難しい業務と言えます。基礎知識が有ると非常に重宝されると思いますので、勉強するにはお勧めです。

⑤プログラミング
プログラミングの優先順位こんなに低くて良いの?と思われるかもしれませんが、プログラミングって結構簡単で実践で覚えれるスキルだと思うんですね(唯一、自分が出来る事というのも有るかもしれません(笑))
基礎の基礎は身に着けておくべきだと思います。が、強いて優先順位をつけるなら、①~④の業務知識の方が大切だと感じています。

 

社内SEの仕事で業務改善を行いたい時にやる事

社内SEを長年務めていると「あ、これが出来たらメッチャ業務改善できるな」となんとなく閃く事が有ります。皆さんも同じだと思いますが、こういう閃きって根拠が無くても結構自信が有るものなんですね。そして一定の効果は見込める事が多いと思います。

 

ただ、周り、特に他部署の方は閃きだけでは動いてくれません。

そういう時、僕が動く順番をご紹介したいと思います。

決して「慌てない」事です。

 

①しっかり現状を調査する

対象の業務をしっかり調査します。

今回ターゲットにした業務が本当に問題を抱えているかどうか、しっかり見極めます。

同時に、その業務についてしっかり理解しておきます。システム開発を行う際の調査も兼ねてしまう訳です。(開発しない事になっても、その知識は貴重な財産です)

 

②想定している改善を行った際の効果を試算する

導入に掛かるコストは〇〇万円。

 想定している改善の結果、作業時間が1日あたり〇〇分短縮できるので、生産性が〇%向上します。

十分効果が有ると判断します。

このように数字で示す事で説得力が増します。

現場には運用が改善前と改善後でどのように変わるか、分かりやすい資料を作成して説明します。

 

③関連部署への根回し

業務改善により、例えば従来手書きで作っていた帳票を印刷する事になるとします。

帳票の管理部署が他部署の場合、開発を始める前に実施予定の時期と変更点を丁寧に説明し、事前に承諾を得ておきます。その帳票を使用している部署へも必ず連絡しておきましょう。導入直前で連絡をして混乱を招くと非効率ですし、他部署の方からの心証も悪くなり良い事は有りません。

 

④購入品の段取り

改善の為に新しいプリンタを1台購入する事になったとします。

機種選定・テスト・稟議・発注・納入時期の確認。これらは開発前からスタートし、手順良く進めておきます。

タイミングも有りますが、外部へ依頼する事はとにかく先に先に済ませておく事です。

 

⑤開発

ここまで来れば開発をしっかり進めるだけです。

規模にもよりますが、開発のフェーズごとにレビューも交えるとより良いと思います。

導入後に「あれ?思ってたのと違う」と思う人が居ないのがベストです。

(居ないというのはなかなか難しいですけどね(笑))

 

⑥導入・改修

導入前の説明はしっかり行います。可能なら時間を取って現場の方を集め、説明会を開くと良いと思います。

導入直後の意見も貴重です。しっかり記録し、必要に応じて改修も行いましょう。

 

⑦検証

導入前に試算した効果が発揮されているか、検証します。

検証結果を具体的な数字を示して報告する事で信頼度が増し、次回のプロジェクトも円滑に進める事が出来ます。

 

以上です。

一社員の私見ですが、参考になれば幸いです。

社内SE職で心がけている事

社内SEとして現在の職場に勤めてから早8年。

揉みに揉まれて、未だに平社員の私ですが(笑)現場の省力化を実現し、それなりの経験を積んできております。そんな私が心がけている事をご紹介したいと思います。

特にこれから社内SEを目指す方、なろうか迷っている方の参考になれば幸いです。

 

会社にもよりますが、社内SEは基本的に「なんでも屋」です。

わが社の職務分掌を確認すると、

・システムの構築、更新、運用、保守

・社内インフラの整備

・情報セキュリティ対策

・ヘルプデスク

といった職務が謳われています。

最後に書いた「ヘルプデスク」。これが職務となると、どうしてもなんでも屋となります。パソコンの電源が入らない。Windowsの使い方が分からない。EXCELの使い方が分からない。等々。このような電話が絶えない訳です。

そのような仕事を傍らでこなしつつ、情報システムの花形と言える「システムの構築、更新」で会社に貢献しなければなりません。

ですので、「1つの案件に集中して開発に携わりたい!」このような思いが強い方は向いていないと言えます。逆に「いくらでもかかって来い!全部こなしてやる!」という方は向いていると言えます。

 

簡単に言えばこのような仕事ですが、その中で僕が心がけている事が2つ有ります。

 

1つは「問い合わせを大切に扱う」事です。(残念ながら私はまだまだ未熟で、毎日必ず出来ているとは言えないのですが…心がけています。)

問い合わせの内容をしっかり理解する為、最後までしっかり話を聞きます。

そして、わが社では「問い合わせデータベース」というものを用意していますので、基本的には全てそこへ記録し、全員が確認して情報共有するという習慣にしています。

 

例えば、簡単な伝票処理について問合せが有ったとします。日々ヘルプデスクを担当していると非常に簡単な対応で済ませがちですが、たまたま別の社員がシステムの手直しをしており、「システム手直しの影響で発生した問題かもしれない」という場合もあります。その情報を得る事が出来れば、事前に事故を防げます。

情報システム内で情報共有することで、より精度の高い対応が出来るという事です。

また、繰り返し発生している問い合わせに関しては、マニュアルを配布する、システムを手直しして問題を取り除く等の対策をする事が出来ます。情報システムの業務改善にもなりますし、ユーザの利便性も向上します。

単純にとんでもない業務改善のヒントが見つかるという事も有りますしね。「話を聞いてくれる人」と思われる事は非常に得であると僕は思います。

 

もう1つは「現場を理解する事」です。

例えば、製造工程において、現場では手書きの日報を記入し、事務所でその日報のデータ入力を行っている流れをシステム化して業務改善しようという動きが有ったとします。現場で日報を入力するようシステム化してしまえば、それなりの業務改善が出来てしまいそうなので深く調査をせずに開発作業に入ってしまいがちです。

僕はまずその製造工程を1日かけて見学します。出来れば製造工程を手伝わせて頂きます。現場の仕事を理解します。

これを心がけている理由は3つ有ります。

1つは出来るだけ、ベストな仕事をする為です。

製造工程で時間が掛かっていたのは実は手書きではなく、実は荷札も手書きしており、そちらの方が時間が掛かっていた。という事を発見出来た事が有ります。これは荷札には針金が付いていたので、現場の方は「印刷出来る」という発想にたどり着かなかったケースです。(現場の方は手書きも慣れているので「大変」という意識よりも「出来て当たり前」という意識の方が強かったりします)

また、業務知識を得る事は今後、必ず役に立ちます。プログラム言語を覚えるよりも大きな財産だと個人的には考えています。将来のベストな仕事にもつながる訳です。

2つ目は開発において、後戻りの作業を無くす為です。

調査を十分に行わないと、開発工程で見落としを発見し、その手当てをする。

あるいは運用開始後に問題が発生し、やはりその手当をする。という後戻り作業が必ずと言って良い程発生します。効率良く仕事をする為には「分からない」という事を事前に無くしておく事がとても効果的です。

3つ目は現場とのコミュニケーションをはかる為です。

1度良いシステムを現場へ入れる事が出来ると、現場の信頼度がグッと増します。信頼度が増すと分からない事を聞きたい時や、新しいシステムを導入する際にとても協力的になってい頂けます。これはとても大きい事です。「良いシステムだな」と思ってもらうにはコミュニケーションが必要不可欠だと僕は考えています。進んでコミュニケーションをとって良い印象を持って頂けると、現場の方から進んで話をしてもらえます。積極的に意見を話して貰えると問題点やポイントが非常に押さえやすくなります。新しいシステムの説明をする際もスムーズです。それに、そんな事かと思われるかもしれませんが、結局は印象が一番だと感じています。結局は社内SEも接客業なんですよね(と僕は思います(笑))。

 

社内SEって結構面白いですよ^^

 

 

 

 

初心者の為のHTML③ ~理屈よりやってみよう~

次に、簡単な表を作ってみます。

 

page1.htmlをメモ帳等のテキストエディタで開いてください。
赤字部分を付けたして上書き保存します。

 

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="shift-jis" />
<title>初心者の為のHTML①</title>
</head>

<body>
ここに書いた内容がWEBサイトに表示されます。
<br>
名前
<input type="text" />
<input type="submit" value="更新" />
<table>
<tr>
<td>7/16</td>
<td>7/17</td>
<td>7/18</td>
<td>7/19</td>
<td>7/20</td>
<td>7/21</td>
<td>7/22</td>
</tr>
<tr>
<td>(月)</td>
<td>(火)</td>
<td>(水)</td>
<td>(木)</td>
<td>(金)</td>
<td>(土)</td>
<td>(日)</td>
</tr>
</table>

</body>
</html>

 

今までより少し長くなりましたが、同じ事を繰り返しているだけで、新しく登場したタグの意味は以下の通りです。

 

<table>=表の開始 <tr>=1行の開始 <td>=枠の開始 </td>=枠の終了 </tr>=1行の終了 </table>=表の終了

 

言葉で説明すると少し分かりにくいですが、下図のようなイメージです。

<table>
 
<tr>→
<td>→ 7/16 ←</td> <td>→ 7/17 ←</td> <td>→ 7/18 ←</td> <td>→ 7/19 ←</td> <td>→ 7/20 ←</td> <td>→ 7/21 ←</td> <td>→ 7/22 ←</td>
←</tr>
<tr>→
<td>→ (月) ←</td> <td>→ (火) ←</td> <td>→ (水) ←</td> <td>→ (木) ←</td> <td>→ (金) ←</td> <td>→ (土) ←</td> <td>→ (日) ←</td>
←</tr>

</table>
 

表を作る時は今回登場したタグを組み合わせて使う事になります。

線を引いたり、色を付けたり、セルを結合したり、幅や高さを整えたり。

慣れればかなり複雑な表を作る事も出来るようになります★

今はここまで出来ればOKです☆

初心者の為のHTML② ~理屈よりやってみよう~

前回、HTMLのWEBサイトをここまで作りました。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="shift-jis" />
<title>初心者の為のHTML①</title>

</head>

<body>

ここに書いた内容がWEBサイトに表示されます。

</body>

</html>


これではただ文字が入っているだけの味気ないページなので、今度は入力項目を入れてみましょう。

これも説明すると理屈っぽくなるのでとりあえずやってみます。

 

page1.htmlをメモ帳等のテキストエディタで開いてください。

赤字部分を付けたして上書き保存します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="shift-jis" />
<title>初心者の為のHTML①</title>

</head>

<body>

ここに書いた内容がWEBサイトに表示されます。

<br>
名前
<input type="text" />

<input type="submit" value="更新" />

</body>

</html>

 

テキストエディタを×で閉じて、今度はpage1.htmlをEdge等のブラウザで開きます。

すると、入力欄とボタンが表示されます。

 

このように、WEBサイトでよく見かける入力欄等、ユーザが操作する項目を作るときは<input>を使います。そして、typeでどのような形状のものを置くか決める訳です。

type="text"なら入力欄。

type="submit"ならボタンです。

色々な種類があるのですが、今日はここまでにしておきます。